才能

 

母の日に際して

 

 

「うちの子に才能はありますか?」

よく 尋ねられる言葉です。

この質問を受けるたびに もう亡くなられてしまったのですが
中学のとき そして
京都堀川の音楽科でのピアノの恩師 竹内美知子先生を思い出します。

かつて私の父親も同じことを 質問しておりました。
竹内先生がおっしゃられたことは私の今のおとのひろばの生徒さんに対して いつも 根底にあります。
先生はこうおっしゃいました。

「 才能は その人がどれだけ 努力できるか
努力し続けられるか
周りの人間がどれだけ 理解し援助し続けられるか ということです」

おとのひろばで日々それを実感する毎日です。

「OOちゃんは本当に上手ですね!どうしたらOOちゃんのように上手になれるでしょうか?
どうして中学になって高校になって忙し毎日で あんなに上手に演奏できるんですか?」

もちろん 本人の努力はもちろんのこと 忙しい毎日のなか 全然ピアノにさわれなかった、全く練習できずに 次のレッスンを迎えてしまった、そんな状況ななかで どれだけそれを許容し 支援してくださっているからこそ・・・。

母の日に 心から父母に頭の下がる思いでいっぱい であるとともに
そのような 母でありたいと願い
また、そのようなおとのひろばの多くのお母様達に心から感謝でいっぱいです。
もちろん 天国の先生にも・・・。
ありがとうございました!